比較的「高血圧」を気にされる方が多いですが、
実は「低血圧」もあなどれません・・・
特にご高齢の方々は、何らかの原因で一時的に
脳への血流が減る『一過性低血圧』になりやすく、
失神や転倒の危険が出てきます。
一方、常に血圧が低い『持続性低血圧』の方は、
体質的な原因が多く特別治療の必要はありません。
高齢者に多い『一過性低血圧』の方々は、
年齢に伴い血管が硬くなったり、自律神経が乱れたりして、
血圧の調整がうまく出来なくなりやすい状態であります。
『一過性低血圧』には、
立ち上がる際に起こる「起立性低血圧」や、
血液が滞って脳への血流が少なくなって起こる「食後低血圧」
などがあります。
これら”低血圧”は、別の病気が隠れているサインでもありますので、
継続して測定し、サインを見逃さないようにしたいものです。