皆さん、ご夫婦ともに「元気に年をとれたらいいなぁ~」と思いませんか?
誰もが思われることだと思います。
でも残念ながら、現在の高齢者ではうまくいくケースはほとんどなく、
『老老介護』・『認認介護』という言葉が広まっている様に、
事実、お困りの方が多いのが現状です。
その中でも一番困ったケースが、相手方の介護を拒否するようになった時です。
本来できればご夫婦内で解決してもらいたいものですが、
拒否されてしまうと、どうしても子供さんたちにまで影響がおよびます。
どう解決するかはケースバイケースだと思いますが、
拒否した方だけを責めるのは止めておきましょう。
もう長年連れ添ってきて、自分自身も年をとり、
体力的に精神的に自分のことでいっぱいいっぱいなのかも知れません。
かといって子供さんが全てを抱え込むわけにはいかないと思いますので、
介護保険のサービスだけでなく、保険外のサービスも有効使っていくとか、
施設入所も視野に入れながら、みんなで相談されると良いかと思います。
そして、拒否された方の配慮もお忘れなく。
例えば、「もっと生きたい!」とおもっているのを
もう一方が拒否したケースも多く見てきました。
そんな当然な思いを汲み取りながら、もう一方の思いも汲み取りつつ、
子供さんたちの意見も重要視しなければなりません。
ここ最近は薄れてきているようですが、
やはりお盆やお正月、誕生日や何かのお祝い事などで、
家族がテーブルを囲む事が解決への糸口になるのではないでしょうか?