聞いた事ございますか?『ヤングケアラー』
文字通り、”若い介護者”の事です。
山積された日本の介護の問題の一つでもある、
「30歳以下の若い介護者」が増えている現状です・・・
この背景には、家族構成の変化や、晩婚化、少子高齢化などの影響で、
ケアを担える大人の介護者が減っている事が主な原因となっております。
併せて、介護事業所のホームヘルパーも人手不足で、
サービスの提供もままならない現状も後押ししてしまい、
今後、更にヤングケアラーが増える可能性が高くなっております。
家族のケアをすること自体は、とても良いことだと思いますが、
ここで問題なのは、多感な時期の若者がケアに時間を取られて、
自分のやりたいことや目指したいことが出来なかったり、
人生設計が不利になってしまうことです・・・
ケアが日常化してしまうと、自分がケアラーだという認識がなくなり、
声を上げるに至らないという問題が起きてしまっております。
今後はヤングケアラー同士が経験を共有できたり、
介護事業所と連携する場所や機会が必要になってくると思われます。
若者が自由に夢や希望を追いかけられる社会構造にしたいものです!