只今の日本は世界中のどの国も経験していない
「超高齢化社会」の先頭を走っております。
従って何事も初めての事だらけです・・・
今回のこの件もそうでしょう。
高齢者が増えると認知症の方も増える可能性が大。
認知機能が低下する高齢者が増えると、
心配になるのが金融資産の管理です。
既に金融機関の窓口では、認知症ならではの
「口座からお金が勝手に引き落とされた!」
「ATMの操作が難しい!」
などのクレームが増えております。
認知症になって本人確認ができなくなると、
銀行側は家族が預貯金の引出を求めても
原則として応じません。
今年2月に発表された中には、
成年後見制度を活用する事に加え、
「本人の利益に適合することが明らかである場合」
などに限り、預貯金を引出事が可能になりましたが、
家庭裁判所の許可が必要になり、
実際の使い勝手としては
とても良いとは言えない状況です。
しかも後見を引き受ける人は、
報酬に比べて責任重大なこともあってか、
600万人と言われる認知症患者に比べ、
後見制度を利用する方は約23万件と伸び悩んでおり、
抜本的な制度改革が必要です。
ですので、ご家族様内でご両親が元気うちに
ある程度「見える化」の対策を
とっておくことをおススメしております。