補聴器の種類と特徴
補聴器は多くの方にとってなじみの少ないものではないでしょうか?
ご購入時に不安を抱くことは無理もないことかもしれません。
販売店の選び方から、購入時に気をつけることまで、連載にて幅広くご紹介させていただきたいと思います。
まずは基本的な知識として、一般に補聴器は形状によって以下の5つに分類されますが、
現在は耳あな型補聴器が主流となっています。
それぞれの「種類」・「特徴」についてまとめてみました♪
◆ 耳あな型
耳あなに収まるタイプ。耳あなにスッポリ収まる小型のものから、
耳の外にまでくる大型のものまでいくつかのタイプがあります。
耳あなの形状ときこえの程度にあわせてつくるオーダーメイドタイプが一般的です。
◆ 耳かけ型
耳にかけて使用します。操作が簡単で扱いやすいのが特長。
汗が入りやすいのが難点ですが、汗に強い機種も出ています。
◆ ポケット型
本体をポケットに入れ、イヤホンとコードをつないで使用。
操作は比較的簡単で、機種によっては高出力が得られます。
コードが邪魔になったり、たまに衣ずれ音が入ることがあります。
◆ メガネ型
メガネのツルの部分に補聴器を内蔵させています。
メガネと補聴器を併用できる利点はありますが、レンズと補聴器の両方を調整する必要があります。
◆ 特殊補聴器
離れた場所に設置したFM送信機から手元の補聴器に音を送る、
騒音に強いタイプや、高音域の子音を聴き取りやすいよう周波数を圧縮するものまで、
特殊な用途で使う補聴器もあります。