長引く外出自粛生活で、身体を動かす機会が減り、
高齢者は特に足腰の筋力が低下しております。
必然的に転倒のリスクが高くなり、万一転倒した場合、
頭・顔・首の擦過傷や捻挫・打撲傷になる事が多いです。
その他、大腿骨骨折も多く、ほとんどのケースで
入院になる可能性が高いです。
ご自宅内でも特に注意して頂きたいのが、
リビングと居間。次に玄関や階段の段差です。
主な原因として、内的な要因と外的な要因とに分けられ、
いずれも併行して注意する事をおススメしております。
先ず内的要因はご自身の問題で、筋力が低下してしまい、
バランスが悪くなったり、感覚が鈍ったり。
又、服薬されているお薬の副作用だったりもしますので、
先ずは適度な運動を続け、身体の機能低下を防ぐ事を心掛け、
お薬は用法容量を今一度ご確認くださいませ。
次に外的な要因は住環境の問題で、
配線コードが通り道にあったり、衣類や雑誌・新聞などが
床にあったり、カーペットの端がめくれていたりなど、
ちょっとした所が危険個所になります。
段差にはスロープや手すりを設置したり、
キャスター付きの家具は使わなかったり、
きちんと室内を整理整頓される事をおススメ致します。
今一度、ご家族様で確認してみるのも良いのではないでしょうか?