世界保健機構は、「健康とは単に病気でないというだけでなく、
肉体的、精神的、社会的に完全な状態である」と定義した。
・活力寿命=基本的な日常動作に支障のない期間
・健康寿命=介護を必要としない期間
日常生活動作を可能にし、
いつまでも自立した生活を送るためには、
80歳を超えても適度に体を動かし、
豊かな人間関係を持ち続けることが必要となる。
要介護の原因は前期高齢者では、
約半数が脳血管疾患によるものであり、
壮年期における生活習慣病の第1次予防が課題となる。
後期高齢者では脳血管疾患と衰弱がそれぞれ20%強であり、
転倒・骨折が14%、認知症13%、関節疾患11%が
原因に挙げられる。(2001年国民生活基礎調査より)
2019年の国民生活基礎調査では、
要介護4と5の第1位は脳血管疾患、第2位は認知症、
第3位は骨折・転倒となっている。